このブログについて

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これは、写真屋をしております出張撮影のkln2公式ブログです。

ダニエル・C・デネットは「自由の余地」の中で、機械論的に起きる事象に意味論的な背景を見つける能力、そしてダグラス・ホフスタッターを引用しながらその能力が自分自身にも向けられるようになった時に意識が生じたと論じました。
この「自己言及が意識を生む」という議論は、前野隆司の受動意識仮説を思い起こさせます。

カメラは見たものを写すことが出来ます。それはほぼ見たままそのものと言っても過言ではありません。
そして、写真を見る事は「見たものを写したものを見る」という自己言及的なループを生じさせます。それは自分が見たものはコレだったのだと改めて意識させられる経験です。

とは言え、写真を撮ってもなかなか見たままの感じまでは表現出来ないものです。そこで撮影に際して様々なテクニックが使われたりするのですが、やり過ぎるとかっこ悪くて、それは所謂カッコ付きの”ポエム”ですな。

2023年1月13日 吉川卓志