手作りの焼き物を買った

八王子は山道をずっと行った先に無人販売の焼き物屋さんを見つけたので、焼き物好きの奥さんと行って、この手作りのボゥルを買ってきた。

そこは、いかにも手作りなトタン板で囲まれた作業所の入り口にあるこれまた手作りのテーブルの上に、数十個の作品が無造作に置いてあるという所で、お店というより田舎の道端によく有る野菜の無人販売の方が印象としては近い。しかも、行ったその日は直前まで雨が降っていて、その為机の上に並べてある器には水が溜まっていた。

実は前に一人でそこを見つけた時、自分としてはこれが良いなと思っていた器が有った。それは比較的形の整っていて釉薬のかかり具合もムラの無い奇麗な器だ。所が、この日奥さんが選んだのはそれではなく、このグニャっと曲がってムラもヒビもあるこのボウルだった。なので、現地では正直これはあまりいいとは思わなかった。

でも家に帰って見ると印象も変わるものだ。料理を盛られ、食卓に乗せられるとこの手作り感がなかなかイイ。娘もとても気に入たようで、一万円で買ってきたと言われても信じると言っていた。因みに値段は500円。

何でこれを選んだのか奥さんに聞いてみた。そうしたら、見て、一番大きいのを選んだ、との事でした。

ヨーグルトソースは背徳的な美味しさ

この間図書館で借りた「トルコで出会った路地裏レシピ」に載っていたヨーグルトソースが美味しかった。引用すると、

ヨーグルト・・・1/2カップ
ニンニク(すりおろし)・・・少々
レモン汁・・・少々
塩・・・少々

原文のままなのだが分量が全部少々なので少々困惑した。自分が作った時は、ヨーグルト1カップにニンニクを1/2片、レモンを1/2個、塩を小さじ1で作った。

元々ほうれん草を入れたリゾットのような料理のソースとして紹介されていたのだけど、作ってみた所これがま~あ旨いのなんの。リゾットの方も美味しかったけど、このヨーグルトソースがまた、ヨーグルトの濃厚な味にレモンの爽やかさが加わり、そこにすりおろしニンニクの刺激が重ねられるという悪魔的な味わいで虜になった。それからというもの作り置いて毎日食べている。

因みに写真はただの納豆ご飯。お米が茶色いのは玄米だから。

ガラスペン

これは娘が買ったエルバンの銀色の粉が入ったインク。書いた筆跡がキラキラ光る。

これは勿論付けペン用インクである。ガラスペンはペン先を洗えるので、こういう変わったインクを色々使うのにうってつけだ。

ガラスペンの書き味は、鉄ペンに比べるとかなり良い。どちら方向に書いてもスルスルとよく滑る。方向や筆圧による筆跡の変化はほとんど無いけど、ボールペンやスマホのフォントを見慣れた人にはかえって読みやすいと思う。

線の太さはこんな感じ。結構太い。
因みに奥の、スペインの復活祭みたいなのは大阪万博の太陽の塔のつもりだそうだ。記憶があてにならない事が良く分かる。

TAMAとK&M

昔の話、どこでかは忘れたけど、ある人が新しい車を買ったら嬉しくて嬉しくてその事を友達に電話したその人の行為を物質欲にまみれた男の恥ずべき愚行だ、みたいな事が書いてあったのをどこかで読んだ。

若い自分は影響を受けやすかったので、そういうのは自慢と思われるんだ止めとこと素直に思っていた。でも今Youtubeを見ると、あれ買ったこれ買った動画が溢れているし、見ると面白い。

新しいカメラについては純粋に仕事の参考になるけれど、そういうのは別にしてもポルシェとかレクサスとか自分では欲しいと思っても絶対買えないようなものを買った人の動画も面白い。そういうのを見ていると、まるで自分が買ったように喜んでしまう。

多分だけどそういうのって、人がしているのを見て自分がしたような気分になり、楽しんでいるのだと思う。もしそうだとすると、良いものを買った人はどんどん自分が使った感想を述べ、人に伝えるのが良いということになる。

という訳で、この間買った凄く良いモノ、マイクスタンドについてご報告いたします(長い前振りだった)

買ったのは一本はTAMA MS736BKで、マイクスタンドなのに何と1万円越えの超高級品。重さは5gk以上も有りとっても重たい。もう一本はK&MのST-210/9Bでこちらは5,500円。市場にはもっと安い物もあるけれど、しっかりした物ならこの位はするだろうなと思う。

比べてみるとTamaのこのモデルはとにかく重い。持ち運びが大変。K&Mはプラスティックの部品が若干安っちい。どちらもねじ類はしっかり締る。比較するとK&Mのが少しブームが回りやすいけれど、それにしてもどちらもちょっと体がぶつかったくらいではトラブルは起きないだろうという信頼感は有る。

ポルシェ買った動画を見て嫉妬に狂う人も、あるいはいるかもしれない。しかし、マイクスタンドに嫉妬する人はいないだろうな。