勘違いと思い込み

蒸し暑い朝の事、家の外から、ディーゼルエンジンのようなカラカラという音が聞こえていた。
実はその音の出どころは隣の家のエアコンの室外機で、故障でもしているのだろうか、それが結構大きな音がしているのだ。

でも私ははじめのうち、その音が室外機のものだとは分からなかった。
分からなかったと言うと不正確で、より正確に言えば、マツダのディーゼルエンジンのアイドリングの音だと思っていた。
昨日の夜、隣の家に親戚がそのマツダの車で来て、今朝になって出かける前に車のエンジンをかけてクーラーで車内を冷やしているのだろうと思っていたのだ。
我ながら随分ディテールまで設定された想像だと思う。

しかし、何時間経ってもその車は出発しなかった。(当然だ)
流石に何だろうと思ってチラッとは外を見るのだけど、でも頭にはその「マツダのディーゼル車に乗ってやって来たお隣のご親戚」というストーリーが出来上がってしまっているので、ああその人は車のエンジンを掛けたことを忘れているんだろうな、それで今朝ごはんを食べているんだろうな。ご飯を食べると前にしていた事忘れるよな。とか頭の中で勝手に話を長くしていた。

思い込みと言うのは本当に有害だと思う。

写真が選出されて嬉しかったりした

私の写真が下記リンクの「YSS月間審査員賞 2022年6月」に選出された。
大変名誉なことである。

https://note.com/yousawscenes/n/n40709c14c6f4

実の所私は写真コンテストには結構応募しているのだけど、滅多に入選しない。それだけにウチではこの選出は大ニュースなのである。
奥さんなぞ大変喜んでこのページのリンクを実家の親に送りつけていた。

因みに選ばれたのはこの写真。

しかしこの写真は一体、何なのでしょう?
この点選評にも「語弊を恐れず言うなら、見る人によっては「つまらない写真」に映るかもしれません」と書かれている。それを読んだ奥さんも、その通りね! と強く同意していた。そこだけ読まないで欲しい。