電子レンジの時間表記に見る人生観

写真はまた例によって本文と関係ないのだけど防災団地として有名な都営白髭東アパート。大火事の時には防火壁になるらしい。

所で、この間新しいオーブンレンジを買った。
それまで2年間使っていた物は別にどこか壊れたわけでもなく、機能的にも別に不満は無かったのだけれど、ただオーブンの温度が200℃までしか上がらずグラタンが上手く焼けない事だけはちょっと残念だった。
それが最近、グランマの家の電子レンジが壊れてしまい機能は温めるだけで良いから安いのを探しているとの事だったので、ウチのを引き取ってもらい、そしてウチはオーブンの温度が上がる物を購入した。今度のは250℃まで上がり、グラタンもちゃんと焼き目が付く。味も美味しい(感じがする)

ただ、新しいオーブンレンジの仕様に困惑することが一つ有った。オートのボタンで温める時、今までのレンジでは表示されていた温め終了までの残り時間が、新しいそれでは全く表示されないのだ。

今までのレンジでは、例えばオートミールと水を入れたどんぶりを温めはじめるとカウントダウン式にあと3分等と残りの時間が表示されていた。これは非常に便利だった。私はその時間を見て、ヨシ今だーっという感じでトイレに行ったりしていた。

所が、新しいレンジでは、オートの場合何の表示もされない。この人何温めているのか分かっているのだろうかと不安になるし、仮に信頼したとしても、後どのくらい経てば温め終わるのかも分からない。

しかし、いつ加熱が終わるのか分からない電子レンジの中のオートミールを眺めながら思ったのは、これはこれで一つの人生、一つの生き方なのではないかという事だ。

人は自分がいつか死ぬことを知っている。しかし死ぬ日は知らない。これは電子レンジの温め終了時間が表示されない事に似ている。なら、とあえて言おう。やりたい事があるのなら、終わりの時間なぞ気にせずやりたい時にやった方がいいという事になる。
なまじ時間なんか表示されるからかえって気になるのだ。それに、その表示時間が正確だなんて一体誰に分かるというのか? トイレなんて行きたい時に行けば良いと思う。リンゴの木を植えろだ。

こどもチャレンジは一生の財産

これは娘が顕微鏡を覗いている所。そしてこの顕微鏡は、娘が子供の時取っていた「こどもチャレンジ」の付録だ。

こどもチャレンジには毎回このような付録が付いており、色々楽しい実験が出来ていた。それは良い体験だったようで、人の人格の一部を形成したと思う。どんな人格が形成されたかというと、二十歳を過ぎても家に入ってきた羽蟻を捕まえてプレパラートを作り観察する人になった。

因みにこの顕微鏡はなかなかの性能で、蟻の複眼が高解像度かつ立体的によく見える。

トヨタ純正オイル キャッスル0w-20はイイ

知り合いの先生が出しているメールマガジンに商用プログのコンサルティングを行っていると言う話が出ていて急にブログのことが気になり、アクセスログを見てみた。
すると、商品名が書かれたページ特にエンジンオイルについて書かれたページにアクセスが多い傾向が見て取れた。
なるほど、人々の関心はエンジンオイルに有るという事か・・・もう写真屋を止めてエンジンオイル屋さんになろうかな。

というわけでまたエンジンオイルの話なのだけど、この間アマギで入れてもらったトヨタキャッスル0w-20が大変良いオイルだったというご報告です。

それまで入れていたオイルは、カストロールマグネティック0w-20で、これも大変良いオイルだった。エンジンの音と振動は明らかに静かで、それでいて全開加速時の回転もスムーズでしかも高燃費と、言うこと無しだった。オイルのクラスは飛切り上等という事はなくて中の上位だと思うけど、でも3気筒自然吸気エンジンの軽自動車ではこれ以上望むものは無いと思っていた。

それが今回別のオイルを入れたのは、たまたま車検を受けたアマギで割引クーポンを貰っていたからで、つまりは「安かった」からに他ならない。昭和生まれの人間は「安い!」に弱いのだ。

性能は正直あまり期待はしていなかった。所が入れてみてビックリ。大変に宜しい。
まず音が静か。フロアの振動はカストロールに比べて若干大きい感じはするが、回しているときの音は遜色なく、回しても大変スムーズによく回る。
加えて、低速走行時のアクセルレスポンスがイイ。エンジンが、ピュンという感じで反応する。
燃費はちょっと落ちたけど、これは運転の仕方が悪かったのだと思う。つい調子に乗って強く加速させていたので。

ちなみに今まで使ったオイルの印象としては、大体次のような感じだつた。
ダイハツ純正・・・フロア振動が大きくエンジン音も大きい。BPミニに似ている。
カストロール5w-30安鉱物油・・・大変スムーズな回転フィール。フロア振動も少ない。
BPミニ0w-20・・・フロア振動が大きく、回転もがさつ。全開で加速するとエンジン音が大きい。しかし燃費はイイ。
カストロールマグネティック0w-20・・・振動少なく音静か。車がワンランク上の高級車になったみたい。

写真にタイトルを振るのは難しい

写真をコンテストに出品する時、タイトルを振ること求められる事が多い。しかし写真のタイトルと言うのは難しい。
よく見るのは、「旅情」とか「静寂」とか一言のもので、悪いとは言わないけど臆面もなく心情を晒しているようでなんとなくこそばゆい。

個人的には「田舎の秋」のように、捻りのない只それだけみたいなタイプのタイトルは良いと思う。「の」という助詞は感情を交えず説明を加える。

スタジオジブリの映画は「の」の入ったタイトルが多いという話を聞いたことが有る。「風立ちぬ」・・・はい勿論例外もあります。「となりのトトロ」が有名すぎるのだろう。

しかし、この強力な「の」の力は利用したい所だ。のを付けられる形容詞を、思いつく限り沢山並べてみてはどうだろう。

「初恋の」「魅惑の」「信頼と実績の」・・・もう止めよう。こんなのしか思いつかない。