昔読んだ小説の中に、登録飲料の話が出てきたのを何となく思い出す。
調査員の報告書という体を取り、国民は一定の年齢に達したら市販のソフトドリンクの中から好きなものを一本選び、それを自分の飲料として国に登録する事が義務付けられている事が報告されるという、何ともけったいな話だつた。
でもそれを読んだ時何となく解る気がした。自分も子供の時、初めて飲む缶ジュースがとっても美味しくて気に入ったら「これボク専用!」とか思ってたからだ。
味と言うのは、人の深い深い所で分かちがたく個人に結びついているような気がする。誰でも心の底に、僕の味私の味が有るのではなかろうか?
写真は昼食に食べたシェントウジャンというスープで、温めた豆乳に酢を加えて固まった所を食べる。固まりかけの茶碗蒸しのような食感に濃厚な豆乳の味がして、大変美味しい。ボク専用!
読んだレシピには味付けザーサイを入れると有ったので入れた。すると、調味料の味が溶け出し、まるでレストランのような味になった。
レストランと言っても頭にファミリーと付くレストラン味だけど。