余寒見舞い申し上げます

暑中見舞いには残暑見舞いが有るのに、寒中見舞いに残寒見舞いが無いのはなぜだろうと思ってググってみたら、ちゃんと有った。「余寒見舞い」と言うそうだ。暦の上では春とは言えまだ寒い2月~3月上旬に出す挨拶状との事。

季節の挨拶状は年賀状の他、寒中、余寒、暑中、残暑が有るそうだ。しかし、何で年賀以外はみな揃いもそろって「見舞い」ばかりなのだろう? 見舞いと言えば病院に入院している人を訪ねる事を連想するのだけど、それ以外に何か深い意味でもあるのだろうか?

例えば挨拶状に「どう最近? なんか面白い事有った?」と書いたとする。これは対面での挨拶では有り得る。でもこれがハガキで来ると多分面食らって、自分はいったいどうしたら良いのだろう? 返事を書くべきなのか? などと考えてしまうと思う。
かといって最初から自分の事ばかり書いてしまうと、送り付けた感が強い。なので、挨拶状は適度に気遣いを感じさせかつ返事の手間を取らせない”見舞い”辺りに落ち着いた、という所なのではないか。

しかしそう考えると春ってなんにも見舞うネタは無いなぁ。花粉くらいかな。