キンカンの花が咲いている

引っ越してきた時に買って植えたキンカンの木が、今年は花を咲かせている。

この木は引っ越してきた2年前に買って植えたもので、買ってきた当初苗には実が付いていた。なかなか美味しい実で、これが毎年食べられるのなら嬉しいじゃないかと思っていたのだけど、でも実が収穫出来たのはその最初の一回だけで、その後は花は咲かず実は付かず、おまけに葉っぱも黄色くなってきてしまって、枯れるのかと思っていた。

所で、庭のこの場所はどうも最近、近所の猫のトイレとして利用され始めたようだ。いつも猫がひっかいたと思われる爪の跡が地面についているし、ウンコが落ちている事も良くある。猫除けにコーヒー殻とかを撒いても事態は改善されず、仕方が無いからウンコは埋めていた。

そうした所なんと、黄色くいかにも不健康そうに縮れて丸まっていた葉っぱがみるみる若々しい緑になってきて、そしてついに花が咲くに至った。これは多分、この場にされた猫のウンコが肥料になったからに違いない。

因みに、キンカンの花はとてもいい香りがする。甘く爽やかな香りは本当に心地よく、この花の為だけに木を植えるのもアリだと思えるほどだ。ウンコウンコと書きまくっている文脈でこの花の香りが上手く表現できているのか自信がないけど。

結末は予定調和的予想外

ドラマツルギーというものは、この現代において手垢にまみれ、手段は使い果たされてしまったものなのかもしれない。意外な結末、例えば内通者は実は物語の初めっから主人公の近くにいた信頼できる(と読者は思っていた)仲間だった、とか、犯人は実はいつも行動を共にしていた警官だった、とか。ずっと信頼して使ってきた機材が、肝心なときに壊れて主人公がピンチに至る(もしくは重要人物が死ぬ)というのも定番の展開だ。

家庭で使うミシンが壊れたって誰も死にはしないが、作ろうとした鞄が作れなくなったという展開に機材の故障と言うのはいかしていると思う。何が起きたかと言うとつまり、20年間使っていたミシンが、鞄を作ろうとした今、よりによって壊れてしまったという事だ。

このありがちかつありきたりなストーリーが現実に目の前に展開するとは、事実は小説なのだろうか?

ユザワヤ移転セールで生地を買ってきた

八王子駅ビル内のユザワヤが移転するとの事で、娘はセール品の布を買ってきた。何でも計り売りよりロールごと買う方が安かったそうだ。

特にこのタオル生地は随分気に入ったようで、これでトートバッグを作ると言っている。タオル生地のトートバッグ?  

出来上がったらまたお見せします。

車のワックスは固形か半練りか

私は生まれてからこの方ずっと、自分の車のワックスには半練りを使ってきた。塗りやすく拭き取りやすく、汚れもよく落ちるのがいいと思っていたから。事実その通りで全く不満はなかった。前乗っていた車はスバル・プレオだったのだけど、銀色の塗装はコンパウンド入りのワックスをゴシゴシかけ続けても18年間全く問題がなかった。

なので、新しく車を買ってから一年以上、これまでずっとそうだったように全く疑いも覚えずに缶に残っていた半練りワックスを使い続けて来たし、それが無くなったらまた同じものを買おうと思っていた。所が、何の気の迷いか固形ワックスを買ってしまった。

これは塗ってみるとバターのようによく伸びて、塗るのは問題なかった。しかし拭き取りはとても大変。半練りならサッと拭いておしまいの所が、固形ワックスだとゴシゴシという感じで拭き取らないといつまでも塗りムラが残ってしまう。やはり冒険はするべきではない。人も50も過ぎたら、ワインはいつものやつ醤油も味噌もいつものやつ、ワックスだって勝手知ったるいつもの半練りを買えばいいのだ。

助平心で知りもしない固形ワックスを買ったことを激しく後悔した。汗をかきかき拭き上げてみるといつもより車が光って見えた。

ばらの花について

こういうのどこに書いたら良いのか迷う。結局自分のブログに書くことにした。

車の中に置きっぱなしにされていた音楽用USBメモリー(娘のだ) を、持参の音楽も聴き飽きたので差して聴いていた。そうしたらその中に一曲くるりのばらの花のライブが入っていた。ご存じの方も多いと思うがこれは不思議な歌だ。以下は知っている方向け。

歌詞の並びは時系列順ではないのではないかと思う。理由は、ジンジャーエールは冒頭で飲んで味を知っているから。故に、冒頭の部分はそれ以降に歌われる内容と時を前後している。そしてその後の歌詞についても、ブロック毎に時は前後しているはずだ。

そして、突然挿入されるサビの「旅に出よう」は心中という事なのではないか? そう考えると歌詞の全ての筋が通るような気がする。ジンジャーエールは薬を飲み下す為に買われたものでそれは飲み物なら別に何でも良かったわけだがしかし、いざ飲んでみると味が妙に気になる。そして心中に失敗して一人残った男は後日、歌の冒頭でまたジンジャーエール(だけ)飲んでいる。

今日も会えないやと歌われているが当然だ。相手はすでに死んでいる。

しかし、この曲に対するこのような感想はググっても出てこなかった。ありがちな見立てだと思うのだけど、自殺とか心中と言った単語を文中に含めると検索順位が極端に下がるのかもしれない。

浅川渓谷に行ってきた

八王子にある、ここだけ本格的な渓谷になっている北浅川。夏は近所の子供達の格好の遊び場で、この日も水はまだ冷たいだろうに水着で遊んでいる子供達がいた。実はここは、自宅から歩いて10分ほどの所。奥さんも娘も一度も来たことがないというので、家族で散歩に来てみたと言う訳。

奥さんは翌日、職場の同僚からの「休日はどのように過ごされましたか」との質問に「アウトドアで過ごした」と答えたそうだ。嘘ではないが実情を知っている者からするとかなり誇張されていると言わざるを得ない。

ハンコは自分で作れる

ウチの奥さんと娘は、休日に自分のハンコを作った。
ハンコ屋さんに頼むのではなく文字どおり自分で彫って、しかも、消しゴムとかではなく本物の石で出来たハンコだ。石でできた本物のハンコを自分で作ることが出来るなんて、初めて知った。

素材は遼凍石で、この石は柔らかく、鉄の彫刻刀のような道具で簡単に彫ることが出来る。調べてみた所この石は本物のハンコ屋さんでも材料に使われているものらしい。手に持つと重く、ひんやりとしていて石のさわり心地がする。

彼らの実際の作業時間は3時間ほどだった。

カーテンみたいな服

娘はお出かけらしいけど、なんすかこのカーテンみたいな服は? 聞いたらこれはグランマに貰ったとの事。

グランマはこれをどこで買ったかと言うと、入間に有る業者向けに中古のキッチン等を売っているお店。そこでは解体されたモデルルームで使われていた台所等を売っているのだけど、その他にもモデルルームから出た中古品を売っていて、この服は元々モデルルームのクローゼットに飾ってあった物だそうだ。

モデルルーム用だからか知らないけど、こんなの普通着ないだろうというのが売っている。この服も、グランマは買ったは良いけど一度も着なかったとの事。

ばるちゃんを貰った

ばるちゃんは頭がクラッシックな水道栓になっている象のような日本バルブ工業会のゆるキャラ。この間頂いた。

顔の横の出っ張りは、絵を見ると耳のようでどうも象をモデルにデザインされているようなのだけど、このぬいぐるみは制作の都合かほっぺたの膨らみのようになってて、象というより缶コーヒーが好きな宇宙人のように見える。とは言えこの曲がった鼻の造形はよく出来ていて、ぬいぐるみでこれを量産するのは大変だったろうと思った。

ラバーダックには性別が有るらしい

画面向かって右は娘が前から持っていたラバーダック。黒目の中に白目が有る。

左はこの間泊まったビジネスホテルで貰ってきたラバーダック。目にまつ毛が生えている。まつ毛は多分だけどメスのアイコンだ。アヒルにまつ毛なんて生えていないと思われたそこの貴方。トイレのマークを見て、赤いスカート履いているからと言って女とは限らない、とか言ってませんか? イイの記号なんだから。
しかし、スコットランド人のマークを付けたトイレも有るみたいだ。世界は広い。