最終的な結論はいつも経済

Quoraに、すべての概念を含む上位の概念は有るか、みたいな質問が寄せられていた。これは言い換えれば、一言で世界のすべてを表すことが出来るか、という問いになる、面白い質問だと思う。概念というのは集合に付けた名前の事だから、すべての概念を含む集合を作れば実現可能だろう。そして多分、それに近い言葉はすでに有るのではないかとも思う。(日本語だと、事態を諦めてその全てを受け入れる時に発する、やれやれ、みたいな。世界の全てはやれやれで表すことが出来る)

似たような事で、話をしているとどうも回り回ってそこに行き着く、という物事も有って、それについてもそれが世界のすべてを表しているような気がする。

ウチの奥さんと、スーパーのサッカー台に置いてあるビニール袋は何枚まで持っていっても良いのかという話をしていたのだけど、あのビニールを持ってゆくのはいかなる注意書きがされていようが客の権利だ、と、要約するとそのように言われた。お惣菜コーナーに有るサービス品の醤油やソースについても、例えば一つの揚げ物について10個のソースを取ったとしてその人の権利だ。空気や常識によって人を縛るな。と、(要約すれば)そのようなご意見。これは、どちらかと言うとみんな仲良く共産主義の自分からすると受け入れがたい意見である。

しかし、話し合ってゆくと最終的な結論はいつも、あんたの稼ぎが悪いからよ。に、行き着く。誰だって稼ぎがあれば醤油やソースは自分で買うしビニールだって自分で買う。人は貧乏だから無料の品を貪欲に取るのよ。との事。

悔しいがこれは真実で、人は文字通り食足りれば礼儀も知るのだ。結局、一言で述べれば世界は経済だ。

スカーフを頭に巻く事が流行っているそうで

今巷で、スカーフを頭に巻くことが流行っているらしい。
スカーフを頭に巻くと一言に言っても色々な仕方が有る。お風呂上りに髪をまとめるみたいなのとかラーメン屋さんが髪の毛を隠す為にしているみたいなのとか。
でも、今の流行りはそういうのではなくて。前世紀のロシアのおばさんみたく頬かむりにするのだそうだ。

写真は娘が出かける時に試している所。しかしこのままマスクをするとまるで不審者みたいなので結局止めてた。

新しい朝が来た

朝が来るというのは自転する惑星上に住む自意識を持つ生物の単なる主観に過ぎない。「明けない夜は無い」という言葉を聞くと、いつのどこの誰について? と、つい思ってしまう。

しかしこういう事を人前で述べると顰蹙を買うので、最近は言わないようにしている。人も50を過ぎると空気を読むという事を覚えるのだ。

だがしかし、自分の思う事とは違う事を、自分を裏切りつつしかも自分発という体裁で発信し続ける事は自我に悪影響を与える行為だと思う。バランスを取る為には、どこかで、自分が好き勝手に自分である事が出来る活動が必要なはずだ。

年賀状って、昔の人にとっては自分の創造性を遠慮なく発揮して人に見せつける事の出来る自己表現の機会になっていたんだろう。そして今はSNSがその役目を果たしているのかもしれない。

パソコンのキーボードは昔のが良かったな

パソコンのキーボードが調子悪くなったと思って、新たにUSBキーボードを買ってきた。

新し目の物はタッチが気に入らないので、今回もまたNECの物を買った。勿論中古の、しかも300円のジャンク品。でも使い心地はこちらの方がいい。柔らかくてストロークが長く、タッチはスカスカしている。キートップも指で触ると前後左右にガタガタ動く。

こう書くと全く良くないように見えるなぁ。今の安キーボードが悪すぎるんだ。

因みにキーボードの不調だと思った症状*は全く変わらず、問題はハードウェアでは無かったようだ。

*左シフトキーが利きづらい。方向キーを連続的に押下すると数字が入力される。デリートキーを押下するとドットが入力される。等。MS-IMEの問題らしい。

松戸市立博物館に行ってきた

仕事帰りに、松戸市立博物館を見学してきた。
石器時代から縄文弥生中世近代そして現代と、松戸の歴史が一巡できる構成になっていた。

ここは展示の模型類が良く出来ている。
縄文時代のそれには、村の全景の中に小さい人間の模型が色々置かれて、狩の帰り土器を焼いたり布を織ったりと、それぞれが色々な仕事をしている様子が作りこまれおり、思わずじっくりと見てしまった。

現代のセクションでは松戸市の団地が展示されているのだけどこれは最高に良く出来ていて、感動した。芸術作品と言っても良いのではないかと思う。

充実した心持で表に出ると、縄文の森では竪穴式住居の修復が行われていた。

EF64-1052 拝島工臨返空

ここは浅川にかかる八高線の鉄橋。たまたま通りかかったこの日、鉄ちゃんの方々がカメラを構えていた。しかも、見ているうちにどんどん人が増えて来る。タクシーで乗り付けて来るカメラマンもいた。

知らないおじさんに、ここに何か来るんですか? と聞かれたけど、私も知らない。知らないけど、現場の熱気に押されて結局皆で見ていた。

しばらくするとこの機関車が来て、去ると鉄ちゃんも解散していたので、カメラを構えていた人は皆、この機関車が目当てで来ていたのだと分かった。帰り際の方に聞いたところサラッと、EF64-1052 拝島工臨返空と教えてくれた。工場で作った線路を現場に運び、その帰り道という事らしい。

超素敵な殿ヶ谷戸庭園

国分寺駅にほど近い、殿ヶ谷戸庭園に行ってきた。

ここはもとは個人の家だった所を公園に整備した場所で、つまりもとは個人の趣味を反映させて作られた庭園で、(公園としては)狭い敷地の中にある高い高低差の中に滝から池からランドスケープに茶室にとごた混ぜに、しかし多くの人が自分の庭でやりたいと考える色々な事がまるで手のひらの上に纏めたように上手に構成されている。

この日はここしか行かなかったけれど、もしわざわざ殿ヶ谷戸庭園に行くのだったら、ちょっと東に足を延ばして滄浪泉園にも寄ってみるのがお勧め。こちらももとは個人の別荘宅だった所なのだけど、雰囲気はもっと自然と言うか鬱蒼としていて、池がある私だけの秘密の場所みたいな雰囲気です。

後この辺では東京経済大学の敷地にある新次郎池が、段丘から湧く湧き水の自然な雰囲気があっていい感じだ。そこは大学も市民に開放していて、誰でも自由に入ることが出来る。

カリン酒を仕込んだ

豊田の畑を縫う細い道にある野菜の無人販売所で、カリンを貰った。

そこの無人販売所に野菜を置いているおじさんに、カリンが何だか分かるのか、食べ方を知っているのかと尋ねられたのだけど(無人だけどその人はいた) 、知っているし実の所大好きなのである。タダでくれるという事で、喜んでもらって来た。

今回も使った焼酎はサッポロビールのささいなた。果実酒には甲類の焼酎を使うのが普通だけど、カリンにはクラフトビールっぽいフルーティーな香りのささいなたが合うと思う。残った分はそのまま飲んでも美味しいし。

ついにkln2もSSL導入

今回は少し専門的な話、ウチのホームページもついにSSLを導入した。

SSLと言えばクレジットカードの入力フォーム等特殊な用途で使われていたのは今は昔。最近はhttpで始まるページを表示しただけで安全でない接続と表示され、これじゃまるで怪しげなサイトみたいだ。という訳で今日はSSL設定作業。

私が使っているレンタルサーバーさくらインターネットでは無料の証明書を発行するサービスも行っており、今回このサービスを利用させて頂いた。
設定は簡単だった。

さあこれで、ウチのサイトも怪しさは内容だけになった。

豊田に行って侘び寂びを感じよう

上の写真は、京王線の長沼駅の近くから浅川を渡る長沼橋。浅川は大きな川ではないけれど、その割に河川敷の幅が広く、橋も結構長い。車の通りに加え徒歩で渡る人も多く、近所の人にとって生活に無くてはならない橋になっているようだ。

この橋の面白い所は歩道の部分が本物のレンガで舗装されている事で、歩くとカタカタと音がする。昔日野にレンガ工場が有った事に因んでの事かもしれない。この歩道に立って、浅川と湯殿川の合流地点方向に日が沈んでゆく様子を見ていると、何とも寂しい気分になる。

豊田のとなりの八王子は複数線の乗換駅で歴史感のある駅周辺の町の大きさも言わずもがな、また反対隣りの日野も、駅前はロータリーから続く道に店が有ったりと開けている。それに対し豊田駅は、線路の途中に作りましたといった感じがするし、そこから広がる町も独特の雰囲気がある。巨大な操車場が有り、道路は工事中で細い道に入るとあちこち行き止まり。無理して進んでゆくと広大な畑の向こうに富士山が見える。